昨年末から年明け1月にかけて、お取り引きいただいている出版社様発刊の小冊子の為に描かせていただきましたイラストです。

冊子タイトルは「イライラの処方箋」

働く人のメンタルセルフケアの小冊子です。

監修は臨床心理士、心理学博士の関谷裕希先生

デスクワークでイライラしているビジネスマンのイラスト

赤いダルマのようなキャラクターは「イライラ君」です。

ご依頼の際に、「イライラ」という感情をキャラクターにして描いて欲しいとのご希望をいただき考えました。

イライラと怒りの感情をキャラクター化したイラスト

これらは、ご依頼いただいたイラストにイライラ君を描くため、習作として描いたものです。
いろんなイライラ君。最後は「怒り」angerに変身してしまいました。

イライラは「負」の感情が込められていますが、誰でも日常的にちょくちょくこみ上げる身近な感情ではないでしょうか?(私だけ!?)
ネガティブなんだけど、親しみやすく、コミカルでちょっと可愛いヤツ、にしたくてこんな風なイライラ君となりました。

このご依頼の制作時点では、まだ新型コロナウィルスが日本中、世界中で猛威をふるい、こんなにも人々の生活、産業、経済そして医療機関にダメージを与えるとは全く予想していませんでした。

その後感染拡大が日本にも及び、4月には緊急事態宣言が全国に発令されました。5月半ばの今現在、緊急事態宣言を解除さた地区も多くありますが、大都市では未だ解除されずに「自粛」の日々は続いています。

其処此処にイライラ君が出没しているのを感じます。

この冊子は、働く人の為に制作されたものなので、イライラする時の設定をビジネスシーンとしていますが、今、世の中で大発生のイライラ君は家庭や生活の場でおもに発生している模様です

腕組みをして睨んでいるイライラのキャラクターのイラスト

 


テレワークになったお父さん。
職場と違う環境で、思うように仕事がはかどらない事に、大騒ぎする子供達に、イライラ。
イライラ君発生。

 

学校が休校、友達と会えない、外遊びも好きにできない子供達。
イライラ君発生。

イライラして地団駄を踏むキャラクターのイラスト
くどくど文句を言うイライラのキャラクターのイラスト

 

毎日毎日3食食事の支度に追われ、掃除洗濯の量も倍増。イライラしてるから兄弟喧嘩ばかりしている子供達に手を焼くお母さん。ここでもイライラ君発生。

 

一人暮らしの人だって、実家にも帰れず、友人にも会えず、仕事も、学校も休みになって
天涯孤独を感じちゃって不安と焦りにさいなまれ、ここでもイライラ君発生。

我慢の限界寸前のイライラのキャラクターのイラスト

至る所でイライラ君大発生の昨今です。
感情に任せて相手に怒りをぶちまけたところで、空気が悪くなる一方で状況が良くなることはほとんどないとわかっていても、ついついイラッとしてしまったり怒ってしまったり・・・。
怒った後はいつも落ち込む私です。

上司に感情的につっかかる部下の男性のイラスト

この冊子、イラッとする感情をクールダウンする方法などお役立ち情報が書かれています。
設定はビジネスシーンですが、クールダウンの方法はプライベートでも同じだと思います。

ムカッ!ときたりイラッと来たときは・・・

 

深呼吸。ゆっくりと深〜い深呼吸。
人は、怒りを感じている時は交感神経が優位となって興奮状態になっているとの事。深呼吸はそんな状態から副交感神経優位の状態に引き戻しリラックスした気持ちにしてくれるそうです。医学的にも証明されているのでその効果は確かなもののようですよ。

深呼吸の息の吐き方の説明のイラスト
数を数えて気持ちを落ち着かせるビジネスマンのイラスト

 

カウンティング – 怒りのピークを乗り越える
怒りの感情のピークは、長くて6秒だそうです。ゆっくり10秒数えると怒りも少し収まって「毒のある言葉」や言い過ぎも避けられそうです。

 

イメージ法 – 心のオアシスを用意して
それを思い描くと、気持ちが和らぐようなイメージを作っておき、怒りを感じた時にそのイメージを呼び起こす。という方法。五感に訴えかけるものをお勧めだとか。

南国のビーチでデッキチェアに座りくつろぐ男性のイラスト
心の魔法の杖で怒りをポイする女性のイメージイラスト

 

リマインダー法:魔法の言葉で怒りをポイ
自分の気持ちがやわらぐフレーズを作っておき、怒りを感じた時に、そのフレーズを自分に言い聞かせる方法。
それでも気持ちが収まらない時は「犬のフンを踏んじゃえ!」のような、ユーモアのある毒を心の中で吐いてもOKだとか。辛辣な毒は怒りをさらに煽るようなので要注意ですって。

周りに対する不満をぶちまける男性と迷惑顔の周りの人々のイラスト

イライラの感情は、自分が一番いやな気分になっていると思いがちですが、周りにいる人にものすごーくいやな気持ちにさせてしまっている事も困りもの。
負のエネルギーは周囲にも伝染します。
自分のイライラ回避も大切ですが、イライラをもらわないよう心がけるのも心穏やかでいるために大事なことですね。

どう対処すべき?というコラムのために描いた中から数点

怒っている人と自分の間に一線を引いているイラスト

他人の怒りを自分に結びつけすぎない。
あの人が起こっているのは私のせい?とビクビク、クヨクヨするのはやめましょう。
「あの人の怒りはあの人のもの。」と自分とあの人の間に線引きして怒りに引きずられない気持ちでいることが大切だとか。

もっとも自分のせいで怒らせてしまったことが明白で,
自分が悪かったり、間違っていた場合は、ちゃんと謝りましょうね。

とはいえ、関係ないもんね、と気を使わなさすぎるのも考えものですね。

相手の「大切なもの」を考える
何故、この人はこんなに怒っているのだろう・・・と怒りの理由がわかり、その怒りが納得したものであれば、自分でできる事は対処すれば良いし、そうでなければそっとしておくのが良いそうです。

怒っている上司と上司の大切な物事を考えている部下のイラスト

やはり人と人とが共に気持ちよく過ごすためには、適度に気を使うことはやはり大切なんですね。

キャラクター化したイライライライラを愛おしく抱き寄せる女性のイラスト

自粛生活は当分続きそうです。

自分のイライラ君と折り合いをつけて心穏やかな気持ちで過ごしたいです。
だって怒ると疲れるし、いやぁ〜な気分になるのは自分ですからね。

怒りを抱えたままの人がいる家の中の空気は、イライラウィルスが充満していそうです。
換気しましょう!!
ウィルスもイライラも、換気をして家の中は穏やかな空気が流れる場にしたいです。

家族と、友人と、同僚と、皆んなと楽しいひと時を共に過ごせる日が1日も早く戻ってきますように!!

キャラクター化したイライラを肩に乗せ笑顔のビジネスマンのイラスト