前回の「イライラの処方箋」の後に続いて、お取り引きいただいている出版社様発刊の小冊子の為に描かせていただきました。

冊子タイトルは「しくしくの処方箋」

働く人のセルフケアシリーズの小冊子です。

監修は「イライラの処方箋」と同じ臨床心理士。心理学博士の関谷裕希先生。

涙をモチーフにしたキャラクターのイラスト

この度は「仕事中の悲しみ」がテーマでした。「しくしく」をキャラクター表現してほしいとのご要望で習作の「しくしくちゃん」です。

「イライラ君」同様、「しくしくちゃん」も身近な存在。涙の雫がモチーフで、可愛らしく親しみやすく守ってあげたくなる様なキャラクターにしたくてこんな子が出来ました。

仕事中の悲しみとは・・・。

急な配置換えで部署異動を命じられ辛そうに去って行く男性社員のイラスト

急な配置換えでプロジェクトから外された

愛着あるこれまでの仕事、信頼のおけるチームのメンバー、これまで費やした時間など自分にとって大切だったものを手放す事による喪失感で悲しそうな表情の男性社員。

心の中では「しくしくちゃん」が泣いています。

顧客からクレームを受けた

お客さんのために頑張ったのにクレームを言われてしまった。

悲しい気分になりますよね。

顧客からのクレームに心を痛める男性職員のイラスト
上司からお客さんに寄り添う仕事より売上重視を言い渡されて悲しくなる女性社員

自分の思いと上司の思いがかみ合わず悲しい表情の女性社員。

お客さんをサポートしたい!の思いより売上重視だなんて・・・。

シーンはいろいろです。

自分の思い入れや期待とは外れた結果がでた時、自分の未熟さを認識してしまった時、叱責やクレームなどを受けた時、など度々出くわす状況です。

一生懸命やっていればいるほど心がへこんで悲しい気分になります。時には悔しさや怒りを伴う場合もあります。

悲しみは「大切なもの」を失った時に感じる感情と書かれていました。

大切なものを失って悲しむ涙のキャラクターのイラスト

この「しくしくちゃん」も習作です。
残念ながら実際のお仕事では登場するシーンはありませんでした。

悲しいってあまり「良い事」とは私はこれまで思っていませんでしたが、関谷先生のコメントに気付かされました。

悲しみは今の自分の状況を教えてくれて、次の行動を促してくれるプラスの役割を持っているとか。

「大切なもの」を失った事に「意味」はあるのか?

失った状況で何かしらプラスな事はあるのか?

悲しい涙の中にも良い事が混じっているというイメージのイラスト

左のイラストコンセプトは「悲しみの涙の中のポジティブな気づき」です。
涙の中に紛れている「自分の大切な事」の再認識や、自分自身の成長につながる「チャンス」に気づくこと。

それに気づけたら悲しみから1歩前進って事なのでしょうか。

右は「自分にとっての悲しい出来事の中に「それも一理あるかも」と思う部分はないか探してみてください」という文面のためのイラストです。

コラムには「喪失は確かに悲しいけれど、そうやって理にかなった面もある事に気づけば、自分の中の拒絶反応が薄れてます。少しでも歩み寄る事で、自分のモチベーションや周囲との関係にも良い効果をもたらすでしょう」とありました。

なるほど。

違う意見にも一理あったと築く女性社員のイメージイラスト

悲しい時はひたすら悲しくて、なかなか冷静に考えを巡らす事が出来ないのが現実ですが、まずはどっぷり悲しんで、一通り悲しんだらその物事を俯瞰的に考えられるようになれたら良いな、と思います。

泣きじゃくる涙のキャラクターしくしくちゃんを優しくなだめる男性のイラスト

身近な存在「しくしくちゃん」と共に、涙を前進のための一滴に出来るようになりたいものです。

涙のキャラクターしくしくちゃんと手を取り合う女性のイラスト

いい涙流してさらに成長したい!!

涙のキャラクターしくしくちゃんに手を引かれ前に進む女性社員のイメージイラスト