健康保険事業に関するイラスト制作の発注をちょくちょく頂くのですが、たびたび取り上げられる内容のひとつに
「健康診断」や「食と運動」というものがあります。

この春もその内容でのご依頼の案件が数件ありました。

スペースとタイトル、記事内容とイラストコンセプトをただき、私の中でイメージを膨らませてイラストにした作品です。

ちょっと「イメージイラスト」の要素も取り込みただの説明的な挿絵にならないように描いています。

実際のご依頼は1色でのご依頼なのですが、HPでご紹介するのに後から4色にリメイクしています。

上のイラストコンセプトは「栄養・運動セミナー、歩け歩け運動(ウォーキング)などのイメージ」といただきました。

横長なのでこれらの要素をうまく組み合わせてごちゃごちゃにならないように1点のイラストとして横長のスペースいっぱい使って描きました

でも、ちょっと盛り込み過ぎたかな・・・。

女性にがん健診を進めるドクターのイラスト

主婦の方々に「がん検診」を促すイメージのイラストをご希望。
がん死亡数が多い部位(女性)の表がイラストスペースの横にレイアウトされていましたのでビジュアルで部位をアイコンぽく。
ドクターが奥様方に「是非!がん健診受診を!」と説いている風に。
「死亡」という言葉が深刻なニュアンスなのでちょっと和らげつつしっかり健診を勧める感じでポップに描きました。

食事と運動不足と体重ががんの要因のイメージイラスト

こちらは「食事」「運動不足」「体重」ががんの原因に関わっているというイメージのイラストです。
「病気」特に「がん」は重たいテーマですので重たくならないようにしつつ記事に目を通してもらいたいので、
ちょっとキャッチー&コミカルに「なんか面白いなこのイラスト」と思っていただき、記事に目を通してほしいと思いつつ描きました。

今の自分が未来の自分に健康をプレゼントしているイメージイラスト

これは抽象的なイメージをいただきました。

イラストイメージのご希望内容としては、
「現在の自分が「健診受診」で健康維持をして未来の自分に「健康」をプレゼントしているようなイメージ」でした。

年老いた自分を描くのはちょっと・・・と編集者さまは当初おっしゃっていましたが、
「美しく年老いた自分」であれば有りかな、とご提案したところ、これならOKとの了解をいただきました。

 

保健関係の内容は時として「病気」「死亡」などネガティブな事柄がテーマの事がたびたびあります。

そこには読んでもらいたい大切な記事が書いてあるので、冊子を開いている読者をいかに記事に誘導できるかが挿絵の役割だと思っています。

ちょっと読者の気を引けるイラストに仕上げたい、と思いながら描いています。