マキノ出版様のこの春発売のmook本、「足の裏もみで病気が治る!痛みが消える!」というタイトル通り、足裏を揉むと病気や体の不調を改善するという内容の本で描かせていただきました。

様々な病気の症状や心の状態を足の裏を擬人化させて表現したいとのご要望で、このたびは22の症状別に「足裏くん」というキャラクターを制作いたしました。

はやゆうこによる足の裏をキャラクター風に描いたイラスト

上の左は「高血圧」の人の足裏くんのキャラです。著者の先生いわく、「高血圧の人は責任感が強く一見強そうではあるが、心が緊張していて心の圧力に負けそうになっている感じ。喜怒哀楽を一度に急激に受けて、しんどい〜〜、フゥゥゥゥゥ〜〜〜〜というイメージ」だそうです。このコメントからいメージを膨らませて描いてみたのがこの子です。

右側の足裏くんは「糖尿病」の人の足裏くん。イメージとしては「足りないものを「あれもこれも」イッパイイメージして、もっともっと自分の力でなんとかできないものだろうかと考えている」とのこと。糖尿病の人は頑張り屋さんが多いようですね。

はらゆうこによる足の裏をキャラクター風に描いたイラスト作品2

下の左は「下半身太り」の人。え?私ですか??と思ってイラストイメージを見てみると、「自信がない顔に、周りからのご要望にお答えしまっせ!!というサービス精神旺盛で、頑張っているけれど、心はヘトヘトになっているイメージ」「宅配便のお兄さん達のようにあちこち走り回っている」とのコメントも。
うーん、私ってそうなのかぁ〜!?、と自分を帰りみながらの制作。やたらとこの足裏くん、愛おしい!!と思ってしまいました。

右の足裏くんは「肩こり」の人の足裏くんです。つぶやきは「義務感を沢山背負って重い〜〜」
イメージは「肩に義務感でいっぱいの風呂敷を背負ってとても重たそうにしている足裏くん」でした。これは明確なイメージ指示なのですぐにこのキャラを思い浮かべイラストに描き起こせました。

はらゆうこによる足の裏をキャラクター風に描いたイラスト作品3

このほかに16の症状別の足裏くんを制作しました。
1つのキャラクターを描くにあたり、盛り込むキーワードが沢山ある時は悩みます。ページを開いたときに目をパッと引き、わかりやすく簡潔に!を念頭に1つの形にして表現する事の難しさを痛感した22点でした。悩んだキャラほど出来上がりの満足度は高かったです。

足裏揉む時に、キャラクターを思い絵がきつつ足裏揉みとすると、ただ「揉む」だけでなく、なんとなく足裏が愛おしくなり、ヒーリング効果も高まりそうな気がします。
自分の身体を慈しみつつケアすることの大切さを知るきっかけとなったお仕事でした。

絶賛発売中です!!

このお仕事のギャラリーはこちらです→22の足裏君